留学費用の準備|交換留学と私費留学の違い
2026年7月20日 ・ 教育費

先に結論。留学は「交換/私費/短期/認定」の 4 形態で費用が大きく異なります。交換留学は最も低コストで、私費の学部正規留学は 1 年 500〜1,000 万円規模。トビタテや JASSO 海外留学支援制度など公的奨学金の活用が現実解。準備は1〜2 年前から。
留学の 4 形態
交換留学(大学間協定)
- 在籍する大学と海外大学の協定
- 選抜を経て派遣
- 在籍大学の授業料を払い、留学先大学は免除・減額
- 単位が認定される(多くの場合)
- 半年〜1 年が多い
私費留学(学部正規)
- 自分で海外大学に出願・入学
- 卒業まで海外大学に在籍
- 4 年間 or それ以上
- 全額自己負担
短期プログラム
- 1〜3 か月程度
- 語学研修・サマースクール
- 大学の認定プログラムまたは独自
認定留学
- 私費で海外大学に留学しつつ、在籍大学の単位認定
- 卒業要件を満たせる
- 費用は私費留学と同様
費用の目安(1 年間)
アメリカ・イギリス
- 私立大学:500〜1,000 万円
- 公立大学:400〜700 万円
- 家賃・生活費が高い
- 学費が特に高額
オーストラリア・カナダ・ニュージーランド
- 400〜700 万円
- 英語圏で人気
- 生活費は米英より抑えめ
ヨーロッパ(フランス・ドイツ等)
- 200〜500 万円(大学による)
- 公立大学は授業料無償の国も
- 生活費が主
アジア圏
- 100〜300 万円
- 中国・韓国・シンガポール等
- 生活費・学費とも低め
短期プログラム
- 1〜3 か月:50〜200 万円
- 語学研修や交流プログラム
費用の内訳
学費
- 授業料
- 入学金(大学による)
- 教材費
生活費
- 家賃(学生寮/アパート)
- 食費
- 通信費
- 交通費
渡航関連
- 航空券
- ビザ申請料
- 海外保険
- 予防接種
準備品
- スーツケース・衣類
- PC・電化製品
- 教材・書籍
交換留学のメリット
費用面
- 在籍大学の学費のみ(海外先は免除・減額)
- 奨学金対象(大学・JASSO 等)
学業面
- 単位認定で 4 年で卒業可能
- 在籍大学のサポート体制
キャリア面
- 信頼性の高い留学経験
- 就活での評価
私費留学のメリット
学業面
- 自分で選んだ大学での学び
- より長期間の滞在
- 専門性の高いプログラム
キャリア面
- 海外大学の学位取得
- 英語圏でのネットワーク
留学準備
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主な奨学金
官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学 JAPAN」
- 文部科学省が実施
- 返済不要
- 意欲的な留学プロジェクトを支援
- 奨学金月額とプラス渡航支度金
JASSO 海外留学支援制度
- 学位取得型(大学院留学が主)
- 協定派遣型(交換留学)
- 協定受入型
- 月額 6〜10 万円が目安(国・レベルで異なる)
大学独自の留学奨学金
- 大学ごとに留学奨学金
- 交換留学対象が多い
- 給付型が中心
民間財団の奨学金
- 松下幸之助 奨学金、フルブライト奨学金 等
- 給付型
- 選抜が厳しい
政府系の留学プログラム
- 派遣国政府の奨学金(フランス政府給費留学生等)
- 国際交流基金
準備の逆算スケジュール
交換留学の場合
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高 3〜大 1 | 大学の交換留学制度を確認 |
| 大 1〜大 2 | 語学試験(TOEFL/IELTS)対策 |
| 大 2 夏 | 交換留学申請 |
| 大 2 秋〜冬 | 選考 |
| 大 3 春 | 派遣先決定 |
| 大 3 夏 | ビザ取得 |
| 大 3 秋 | 出発 |
私費留学(学部正規)の場合
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高 1〜高 2 | 志望国・大学リサーチ |
| 高 2 夏 | 語学試験対策 |
| 高 3 春〜夏 | 出願書類準備 |
| 高 3 秋 | 出願 |
| 高 3 冬〜卒業 | 選考結果 |
| 卒業後 | 渡航準備 |
語学試験
英語圏留学
- TOEFL iBT:北米向け
- IELTS:英連邦向け
- 英検(1 級・準 1 級):日本国内での認識
必要スコア(一般的な目安)
- 交換留学:TOEFL 80〜100、IELTS 6.0〜7.0
- 私費学部留学:TOEFL 90〜110、IELTS 6.5〜7.5
- 大学院留学:TOEFL 100〜120、IELTS 7.0〜8.0
海外保険・医療
- 海外旅行保険(1 年 20〜40 万円)
- 大学指定の保険
- クレジットカード付帯保険(短期のみ)
- 医療費・救急移送費の高さに注意
家族との経済的な話し合い
事前の確認
- 費用の総額試算
- 奨学金の見込み
- 家計への影響
- 緊急時の連絡・費用
定期的な相談
- 在留中の生活状況
- 予算の見直し
- 就活期の帰国
留学準備サポート
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就活との連動
- 1 年留学で就活のスケジュールがずれる
- 9 月卒業(海外大)と日本企業の採用時期のズレ
- 秋採用・通年採用の企業を検討
留学のメリット
学業・キャリア
- 国際感覚の獲得
- 専門性の深化
- 語学力の向上
- 人的ネットワーク
- 就活での差別化
個人的成長
- 異文化理解
- 自立心
- 問題解決力
留学のリスク
- 費用の負担
- 語学の壁
- 文化適応の難しさ
- 健康・安全リスク
- 孤独感
- 就活の遅れ
短期プログラムの活用
- サマープログラム(大学の夏休み利用)
- 語学研修(1〜3 か月)
- 海外インターン
- 費用を抑えつつ経験
帰国後の活かし方
- 成績・単位の認定確認
- 留学経験のプレゼン(就活)
- 英語資格の取得(帰国後)
- 国際的なネットワークの維持
よくある失敗
失敗1:費用の見積もりが甘い
予想外の出費(医療費・急な帰国等)を軽視。予備費を厚めに。
失敗2:奨学金を活用しない
返済不要の給付型奨学金を知らずに全額自己負担。早期の情報収集を。
失敗3:語学準備が不足
現地で授業についていけないリスク。出発前の語学対策を。
失敗4:就活時期を考慮しない
帰国のタイミングと就活時期を合わせるか、秋採用企業を検討。
失敗5:家族との連絡不足
留学中の状況を共有せず、家族が不安に。定期的な連絡を。
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ご注意:本記事は 2026 年 7 月時点で一般に紹介されている留学費用と奨学金制度をもとに構成しています。留学費用は為替・国・大学で大きく変動します。実際の留学準備は必ず大学の国際交流課・志望大学・奨学金運営機関の最新公式資料でご確認ください。
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