内申点が取りにくい子の戦略|実技科目・提出物・授業態度

2026年7月20日 ・ 高校受験

ノートと通知表

先に結論。「定期テストは取れるのに内申が伸びない」子は、観点別評価の「主体的に取り組む態度」や実技科目・提出物・授業態度で落としている可能性が高い。5 領域(観点別評価/実技 4 科目/提出物/授業態度/委員会活動)で改善しつつ、学力検査比率の高い高校選び私立の一般入試・併願優遇活用で入試を突破するのが実務的戦略です。

内申が伸びない原因の分解

原因1:観点別評価の「態度」で落ちている

  • 主体的に学習に取り組む態度の観点で B・C
  • 挙手・発言が少ない
  • 振り返り欄が形式的
  • 提出物の質が低い

原因2:実技 4 科目の評定が低い

  • 音楽・美術・保健体育・技術家庭で 3 以下
  • 都道府県によっては実技科目 2 倍の重み
  • 主要 5 教科の高評定を打ち消す

原因3:提出物が期限内に出せない

  • 中学の宿題・課題は量が多い
  • 期限超過は大きな減点
  • 内容の質・丁寧さも評価対象

原因4:授業態度で目立たない

  • 静かで真面目でも「主体的」に映らない
  • 挙手・発言の少なさ
  • グループワークで役割不明確

原因5:欠席・遅刻が多い

  • 出席日数は評定に影響
  • 遅刻・早退の頻度も

5 領域の改善戦略

領域1:観点別評価の「態度」

  • 振り返りシートを意味のある内容で書く
  • 挙手 1 日 1 回をルールに
  • 単元まとめノートの作成
  • 予習・復習の実施を可視化

領域2:実技 4 科目

音楽・美術・保健体育・技術家庭は以下で 4 を狙います:

科目対策のポイント
音楽ペーパーで満点、楽典・音楽史暗記、実技の練習
美術作品を締切前に完成、レポート・鑑賞文を丁寧に
保健体育ペーパーで満点、実技はフォーム重視、休まない
技術家庭作品・レポート、実習の記録を丁寧に

得意でなくても、全項目で標準以上を狙う戦略が現実的。

領域3:提出物

  • 期限より前に完成(自分ルール:前日締切)
  • 見た目の丁寧さ(読みやすい字、余白の使い方)
  • 感想・考察欄を空欄にしない
  • 出せない時は必ず担任に連絡

領域4:授業態度

  • 姿勢を正して座る
  • 教科書・ノート・筆記用具を机上に常備
  • 1 日 1 回は挙手(正解でなくてもよい)
  • グループワークで役割を担う
  • 質問は授業後に個別でも可

領域5:委員会・生徒会

  • 委員会活動(学級・専門)の積極参加
  • リーダー的役割(副委員長でも)
  • 生徒会役員は評価に効くケースが多い
  • 部活動での役職(副キャプテン等)

中学生の学習サポート

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内申を上げる 3 か月プログラム

1 か月目:現状把握と生活改善

  • 通知表を科目別に分析
  • 観点別評価を確認
  • 弱い科目・観点を特定
  • 提出物リストを作成

2 か月目:領域別に手を打つ

  • 提出物の期限管理(カレンダー化)
  • 実技科目のペーパーテスト対策
  • 授業態度の意識改善

3 か月目:定期テストで手応え

  • 主要 5 教科の定期テストで成果
  • 実技 4 科目でも確実に得点
  • 通知表での確認

内申が伸びにくい子の受験戦略

戦略1:学力検査比率が高い高校を狙う

  • 公立高校でも学力検査重視型の学校がある
  • 都道府県によって高校ごとに比率が異なる
  • 学校選びは 高校の選び方

戦略2:私立高校の一般入試を主軸

  • 私立のオープン入試は内申を問わない・軽視
  • 学力で勝負
  • 3〜5 校の併願を検討

戦略3:併願優遇の活用

  • 内申基準を満たせば合格可能性が高まる
  • 内申が低くても基準を満たす学校を選ぶ
  • 塾経由の事前相談が必要な場合が多い

戦略4:内申の使い方が緩い高校

  • 自己作成問題を使う進学重視の公立高校
  • 特色ある入試を実施する高校
  • 都道府県の教育委員会資料で確認

戦略5:私立の推薦・単願

  • 私立の単願推薦は内申基準が緩めの学校も
  • 専願の代わりに合格しやすい
  • 校風・進路実績が合えば有力な選択肢

内申の壁を越えた例(一般論)

  • 中 2 まで内申 30(45 点満点)→ 中 3 で 35
  • 実技 4 科目全部を 4 に、態度観点を A へ
  • 学力検査で 70% 以上を狙う
  • 併願優遇で私立確保 → 公立チャレンジ

これは一般的なパターンで、個別の状況では別の戦略が有効です。

塾との連携

  • 塾は内申対策コースを持つ塾が多い
  • 定期テスト対策入試対策を並行
  • 塾での進路指導で戦略を練る
  • 詳細は 中学生の塾の選び方

発達特性がある場合

  • 発達特性で内申が伸びにくい場合、特別支援教育の相談も
  • 学校の支援体制、都道府県教育委員会の情報
  • 合理的配慮の申請
  • 通信制高校・チャレンジスクールも選択肢
  • 詳細は 不登校・行き渋りの中学生

高校受験対策

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保護者の伴走の温度感

  • 責めない(テスト点だけでなく態度・提出物も)
  • 一緒に対策を考える(作戦会議)
  • 担任・スクールカウンセラーに相談
  • 子の得意分野を評価する

志望校の選定基準を変える

  • 「偏差値だけ」で決めない
  • 入試方式を最優先の判断軸に
  • 通える距離の学校の中から
  • 学力検査で戦える学校を優先

実技 4 科目の重み(一部の都道府県)

  • 東京都都立:実技 4 科目 × 2 倍で計算(一般的な運用)
  • 実技で 3 → 6 点、5 → 10 点の差
  • 5 教科の 4 → 5 の差より大きくなる

実技を疎かにする損失が大きい構造です。

よくある失敗

失敗1:主要 5 教科だけ頑張る

「主要 5 教科の 5」より「9 教科全部 4」の方が内申は高いことが多い。全教科バランスが正解。

失敗2:塾で成績上げようとする

塾で学力を上げても、内申は学校での評価。学校での提出物・態度が改善しないと内申は変わりません。

失敗3:先生を敵視する

「あの先生の付け方はおかしい」と敵視すると、関係悪化で更に悪影響。評価基準を教えてもらう姿勢で。

失敗4:3 年生から慌てる

多くの自治体で中 1・中 2 の評定も影響。中 1 から意識が必要。内申点の上げ方

次に読むべき関連ページ

ご注意:本記事は 2026 年 7 月時点で一般に紹介されている内申点対策と受験戦略をもとに構成しています。内申点の計算方式・入試方式は都道府県・学校で大きく異なるため、必ず志望校のある都道府県の教育委員会資料と、通っている中学校の進路指導で最新情報を確認してください。特定の高校を推奨するものではありません。

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