高校受験の内申点の上げ方|観点別評価・提出物・定期テスト

2026年7月20日 ・ 高校受験

中学生のノートと通知表

先に結論。内申点は観点別評価 3 観点・定期テスト・提出物・授業態度・実技科目の 5 領域で決まる複合指標。都道府県により中 1 から効くケースもあり、「テストだけできる子」では 4〜5 が取りにくい構造になっています。9 教科をバランスよく積む戦略と、志望する都道府県の選抜方式の一次確認が鍵です。

内申点(調査書)とは

高校受験の調査書に記載される、中学校 3 年間の教科の評定を数値化したものです。

  • 9 教科(国語・数学・英語・理科・社会・音楽・美術・保健体育・技術家庭)
  • 各教科 5 段階評価(5 が最高)
  • 9 教科合計 45 点満点が基本形(都道府県によって重み付けあり)
  • 中 3 の学年末評定を使う自治体(例:東京都)と、中 1〜3 全学年を使う自治体で運用が異なる

観点別評価の 3 観点

現行の学習指導要領(2021 年度中学校本格実施)で、評定を決める土台となる観点別評価は以下の 3 観点に統一されました。

1. 知識・技能

  • 定期テストで測る部分
  • 教科書内容の理解、公式・語彙の定着、実技の技能
  • ペーパーテスト・実技テストの結果が中心

2. 思考・判断・表現

  • 記述問題・応用問題・作文・発表・ディスカッション
  • 定期テスト・単元テスト・課題提出で測る
  • 「考えて答える力」「まとめる力」

3. 主体的に学習に取り組む態度

  • 提出物・授業態度・振り返りシート・自主学習ノート
  • 学びに向かう姿勢
  • 挙手・発言・グループワークへの取り組み

3 観点の評価が A・B・C で付き、その組み合わせから 5〜1 の評定に変換されます(自治体により基準は多少異なる)。

内申点を上げる 5 領域

領域1:定期テスト

  • 9 教科すべてで 70〜80 点以上を狙う
  • 苦手教科を 50 点未満にしないことが最優先
  • テスト前の 2 週間ルーティン(範囲確認 → ワーク 2 周 → 過去問)を固定
  • 提出物の完成をテスト直前に持ち越さない

領域2:提出物

  • 期限厳守(当日朝ではなく前日までに完成)
  • 見た目の丁寧さ(読みやすい字・体裁)
  • 感想・振り返り欄をきちんと書く
  • 出せない場合は必ず事前連絡

領域3:授業態度

  • 姿勢・目線・返事
  • 挙手・発言(多くなくても 1 回でも)
  • グループワークでの役割遂行
  • 遅刻・欠席を最小化

領域4:実技 4 教科

  • 音楽:楽典・鑑賞・実技(歌唱・楽器)
  • 美術:作品を締切内に完成、丁寧さ
  • 保健体育:ペーパーテスト+実技テスト
  • 技術家庭:作品・レポート、家庭科の実習
  • 都道府県によっては 2 倍の重みで内申に反映

領域5:主要 5 教科の応用力

  • 定期テストで 80 点以上を狙う
  • 応用問題・記述問題も対策
  • 塾・通信教育の演習量確保

学年別の戦略

中 1

  • 学習リズムと提出物の習慣を固める
  • 定期テストの取り方を身につける
  • 実技科目で手を抜かない姿勢
  • 中 1 から効く自治体では特に注意

中 2

  • 範囲が広くなる(中間・期末で各科目 2〜3 単元)
  • 応用問題の比重が増える
  • 部活動と学業の両立
  • 部活と勉強の両立

中 3

  • 1 学期・2 学期の評定が最終内申に影響(多くの自治体)
  • 3 学期は入試モードで実質評定は 2 学期まで
  • 提出物・授業態度を最後まで徹底
  • 塾での 入試対策と両立
  • 中学生の塾の選び方

都道府県別の運用(一例)

具体的な運用は都道府県で大きく異なります。必ず志望校のある都道府県の選抜要綱を確認してください。以下は一般的な例です。

  • 東京都(都立):中 3 の学年末評定が中心。実技科目 2 倍
  • 神奈川県(県立):中 2・中 3 の評定を使う
  • 千葉県(県立):中 1〜中 3 の全学年評定
  • 埼玉県(県立):中 1〜中 3 の全学年評定、比率は学校で異なる

高校受験対策

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定期テスト対策の型

テスト 2 週間前から

  • 範囲一覧を作成
  • 各教科のワーク・プリントを確認
  • 提出物の締切をカレンダーに記入

テスト 1 週間前から

  • ワークを 1 周目終了
  • 苦手範囲の復習
  • 部活動が休みになる期間で追い込み

テスト 3 日前から

  • ワーク 2 周目・過去問
  • 暗記系(漢字・英単語・社会)の総確認
  • 睡眠を確保(徹夜は逆効果)

テスト当日

  • 朝ごはんを必ず食べる
  • 見直し時間を確保
  • 終わった科目は忘れる

提出物の作法

  • 表紙・見出しを丁寧に
  • 途中式・計算過程を省略しない
  • 感想欄・振り返り欄を意味のある内容で
  • 期限は「前日まで」を自分ルールに

授業態度の実務

  • 姿勢を正して座る
  • 教科書・ノート・筆記用具を常に机上に
  • 1 日 1 回は発言(挙手・返事)を目標に
  • 質問は授業後に個別で

塾との併用

  • 内申対策:学校の授業・提出物を最優先
  • 塾は演習量の確保と入試対策に活用
  • 塾に頼りすぎて学校の提出物が疎かにならないよう注意

よくある失敗

失敗1:テストで高得点なのに内申が伸びない

「主体的に取り組む態度」の観点で低評価の可能性があります。提出物・振り返り・授業態度を見直しましょう。

失敗2:実技 4 教科を軽視する

「主要 5 教科だけ頑張れば」で実技を放置すると、9 教科合計で大きく落ちます。実技も確実に 4〜5を狙います。

失敗3:部活で疲れて提出物を忘れる

部活動と提出物の両立は中学生活の重要スキル。テスト前の部活休止期間を有効に。部活と勉強の両立

失敗4:中 3 から巻き返そうとする

多くの自治体で中 1・中 2 の評定も内申に影響します。中 1 から意識するのが安全です。

内申が伸びにくい子への戦略

内申対策・定期テスト対策

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内申点と学力検査の関係

  • 公立高校入試は内申点 + 学力検査の合計で判定
  • 都道府県で比率が異なる(内申重視型/学力検査重視型)
  • 内申が同点なら学力検査で決まる構造も
  • 公立高校入試の詳細は 公立高校入試の仕組み

高校選択との関係

内申点により受験可能な高校の幅が決まります。

  • 内申が高い → 推薦入試・上位公立高校が視野に
  • 内申が低い → 学力検査重視型高校・私立一般が現実的
  • 詳細は 高校の選び方

次に読むべき関連ページ

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ご注意:本記事は 2026 年 7 月時点で一般に公表されている観点別評価・内申点制度をもとに構成しています。内申点の計算方法・使用学年・実技科目の重み付けは都道府県・年度で大きく異なります。必ず志望校のある都道府県の教育委員会が公表する選抜要綱で最新の一次情報を確認してください。

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